暮らしのこと、整え直す冬の時間。そのポテンシャルは家具選びにあり。
この記事で掲載されているお店
NISSIN
日進木工株式会社タカヤマギャラリー
デザイナー
矢島 浩さん
日進木工常務取締役。〈日進木工〉代表作となる家具をはじめとする「NISSINスタイル」を生み出した、この道40年を超える家具デザインのプロフェッショナル。
先代から引き継がれる、家具造りの意思と技術。
今年で創業79周年の歴史ある家具メーカー〈日進木工〉。モダンなセンスと高いクオリティを兼ね備えたその家具は、全国各地だけでなく海外からも注目を集め続けている。ギャラリー内のカフェ「Cafe Tre」では、神岡〈あすなろコーヒー〉の豆を使用。工場見学・ワークショップも随時受付中。
シリーズ SCOP

ROUND TABLE

暖かい季節はリビングテーブルや座卓、寒い季節にはコタツに。コントローラーや金具は天板下に収納可。
PEACE CHAIR&SLEEP SOFA

背のダブルピースが特徴的なチェアとソファはスコップの柄をモチーフとし、細くても強度抜群。
自分好みの組み合わせを。
「SLEEP SOFA」はダイニングテーブル「ANCHOR TABLE」と合わせてソファダイニングとしても。ショールームにて展示中。

SHOWROOM


匠館
株式会社シラカワ
代表取締役会長
白川勝規さん
〈飛騨木工連合会〉の代表理事としても活躍。日本各地で課題となる森林資源の活用と循環に向け、家具メーカーとして絶え間ない挑戦を続ける。
サスティナブルな 暮らしと向き合う、 持続可能なモノづくり。
飛騨のみならず日本には多くの広葉樹木材資源が眠っているが、木材としての加工の難しさや林業の人手不足をはじめ、その価値を最大限に活用するための供給体制に未だ多くの課題を残している。その課題の解決としてのポテンシャルを感じさせるのが〈NIPPON COLLECTION〉だ。厳選された「国産材」、「県産材」を天板に使用したこのシリーズは、日本に眠る森林資源に新たな価値とストーリーを与えた。森によって栄えた匠たちが今、未来の森を守るためにその挑戦を始める。
シリーズ 〈NIPPON COLLECTION〉

脚部分は着脱可能なジョイント式。複数の型から好みや用途によって脚型を変更できる。
凜シリーズ

岩倉榮利氏が最期に手がけたシリーズ。「これからもずっと大事にしていきたい」白川氏も思い入れ深く語る。
TRES RAPTシリーズ

ラプトシリーズ3作目。1つのシリーズやコンセプトを長く大切に扱うのも、家具に対する強い愛情を感じる。
ANDREシリーズ
シンプルな造形とデザイン性。匠の技術が詰まった背当てとアームの曲線美は唯一無二。

SHOWROOM


KASHIWA TAKAYAMA
柏木工株式会社
企画開発課
露木 健太さん
家具手加工作業1級技能士。80年以上続く〈柏木工〉の技術と知識を引き継ぎながら、後世に続く木工のあり方と可能性を模索する。
時代を超えて暮らしに残る、飛騨の匠の技術。
飛騨の家具と聞くと敷居が高いと感じる人もいるかもしれないが、同社の家具にはそれを良い意味で裏切る懐かしさにも似た安らぎの感覚を覚える。「技術や伝統は守りながら、ベースにあるのは使う人にとって“良い形であるのか?”という考えです」と露木さん。普遍的でシンプルな造形に組み込まれた、時代や生活様式の変化に合わせた機能性。ずっと触れていたくなる心地よさの背景には、家具を作るという行為を超えて宿る、使う人の心の豊かさを追い求める職人の志がある。
シリーズ Rit

Rit ソファ
差し込み式のクッションと背面までつながるL字アームが、使う人とシーンに合わせたくつろぎの形を叶える。
Rit リビングテーブル

曲木仕様の繊細なラウンドフォルム。ソファに差し込んで使うことも可能。
ダイニングセット

テーブルは縁を削り込むことでチェアとの収まりを最適に。室内の広さを最大限活用できる。

安定感のある背当たりや、肘を乗せても物を置いても快適なアーム。カバーは取り外し可能で手入れも容易。
Ritチェア

片手で扱えるほどの軽さと、ゆったりとした座り心地のバランス。シリーズのコンセプトを体現する一脚。
SHOWROOM


click! TAKAYAMA
株式会社木馬舎
代表取締役
駒屋 将さん
家具デザインの本場デンマークにて学び、デザイナーとして活躍する傍ら、そのコンサルティング実績を買われ、社長として二足のわらじを履きこなす。
職人としての誇りを持ち 人と森を育てながら 社会に求められる企業へ。
飛鳥時代の都建設で活躍した技術集団が「飛騨の匠」のルーツ。市の面積の92%が森林の高山は、自然豊かな「山の飛騨国」とも言われてきた。その大切な2つの資源を後世に残すことを使命とするのが〈木馬舎〉。ものづくりを探究しながら、素晴らしき環境を維持管理、発展させ、誇りを持ち生きることを目指す。インテリアの相談はもちろん、修理や特注、家具のことならなんでも応える熟練のスタッフ揃いなので、気になることがあれば気軽に声をかけて正解。理念に賛同する仲間も募集している。
HAYABUSA CHAIR

椅子の王様、フルアームチェアをデンマーク仕込みのデザインと飛騨の匠の技術で形にした最上級品。
シズクルシリーズ

雫がモチーフの〈木馬舎〉の大ヒット商品。デニッシュデザインと飛騨の匠を融合させた最初のシリーズ。
ブルックリンシリーズ

シンプルな北欧ブームに抗い、装飾美のトラッドスタイルを蘇らせ時代に影響を与えたシリーズ。
プレディクトチェア
発売から20年、メーカーを跨ぎ累計2万脚以上販売のロング&ベストセラー。日本を代表するキッズハイチェア。

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オークヴィレッジ高山
オークヴィレッジ株式会社
取締役・プロダクトデザイナー
佐々木一弘さん
大学卒業後、木工修行を経て1996年オークヴィレッジ入社。以来一貫して造り手の立場からデザインに携わる。
自然と文化を繋ぐ、 100年の ものづくり
1974年の創業以来「100年かかって育った木は100年使えるモノに」を理念に掲げ、日本の自然と文化を調和させた製品づくりに取り組んでいる〈オークヴィレッジ〉。国産材を活用し、森林再生と地域社会の共存を重視。伝統的な木工技術を現代に活かしながら、環境負荷を抑えたものづくりを進めている。その製品はすべて、自然の恩恵を受けながらも未来のために還元するという使命を持ち、人々の暮らしに温かさと安心感を届ける存在だ。
Swallow セミアームチェア


毎日繰り返す動作を考慮し、「使いやすさ」を細部まで追求した設計。

(左)Swallowチェアと(右)Swallowセミアームチェア。
シリーズの原点モデルとなる、アームなしの〈Swallowチェア〉。

SHOWROOM

