
ここ2~3年で、飛騨でも加速度的に増えてきたスペシャルティコーヒーを飲ませる店。そこに名を連ねる1軒が宮川沿いにその扉を開いている。
富山の南砺市井波で創業し、そのセカンドとなるショップを高山に決めたのは、「この場所との出会いが大きなきっかけでした」とオーナーの北川さん。彼らのコーヒー事業は、南米コロンビアの現地で自分たちで豆を選び、買い付け・業者へ卸すことから始まっており、申し分のないクオリティを活かすべくごく浅煎りにした豆で淹れるコーヒーには、みずみずしくフルーティな味わいがある。

「顔の分かる生産者から買い付けた豆を、飲む人に直接つなげる場所として」改修した店内は、余計な装飾を引けるだけ引いた無機質でシンプルな空間。反面、ガラス張りのファサードには対岸の景色があり、息づく街並みを眺めながらゆったりとその味わいを楽しめる。お供には、こちらも自家製のスイーツもあり。変わる季節を眺めながら、新たなカフェにて香り高い1杯を。


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